昨日はお手伝いを初めて3年目となる「米づくり」、田植えをしてきました。
お米は日本伝統の主食ですが、ダイエットなどでの偏った情報などから日本人の米離れも進んでいます。
炭水化物=糖質と言われ、糖質制限や糖質カットの対象として一番に考えられるのが主食であるお米。
そもそも炭水化物とは何か?これは糖質+食物繊維です。昔の人は玄米を食していたので、食物繊維が豊富に取れていました。食物繊維は近年第六番目の栄養素として注目が高まり、糖吸収スピードを抑える働きが認められています。
現代人は栄養価よりも、どんどん食べやすさや味を求め、やわらかいもの、甘いものへと加工されたり改良?されています。
ビタミンCの代表であった「みかん」も食物繊維である、皮をむいた時に見える白いすじも少なくなるように作られるようになり、味は「糖度」で示されます。
お米も本来は玄米が「糖+食物繊維」ですが、まわりの繊維が削られた白米が一般で、ほぼ糖質です。
ただ、糖は人間にとってはエネルギー源であり、車でいうところのガソリンですからとても大切なものです。残念ながら現代の食生活では糖をとれる食材が多すぎるのが問題と、個人的には感じています。
玄米は白米より栄養価として食物繊維もビタミン・ミネラルも多く含まれており、本来は食すと良いものですが、最近は玄米の危険も指摘されることがあります。
それは農薬の問題。削る部分が少ないと残留農薬があると言われることがあるため、栄養価よりも食の安全の部分で白米をすすめる意見もあります。
そんな中、お手伝いさせて頂いている中氏のお米づくりでは、極力農薬を使用しない、本当に最小限に抑えたつくりであることに感動し、毎年楽しくご協力させて頂いております。
お米には、これまで大変お世話になってきたにも関わらず、40歳過ぎるまでお米がどのようにできるか知らなかったので、この年になって学べることを嬉しく感じます。
このパレット一枚分の苗が、育つと30㎏以上のお米になるのです。田植え機で植えていくわけですが、うまく植わらないところに手で挿し苗をする時は、田植えを実感でき、泥水に足をとられながら土に、水に触れることも大地のパワーをもらえるようで、本当に貴重な1日です。
今年も豊作に恵まれますように。素晴らしい天気の中、こんな機会を経験させてもらえることに感謝しつつ、自ら健康に気遣った食づくりができることを幸せに思います。
食への知識を高め、たくさんの方の健康づくりに貢献していきたいと思う一日でした。アリーザレクトのHPはこちらからどうぞ。